
鍼灸治療は2千年以上続く経験的な医療でありますが、近年では国内外の医科大学・大学病院・研究機関等で科学的な基礎研究や、様々な疾患に対する臨床研究が行われ、その作用機序や効果が証明されるようになりました。
【効果】
簡単に説明しますと、鍼や灸の刺激が自律神経系・内分泌系・免疫系などに作用し、筋緊張の緩和、血液・リンパ循環の改善、生体の恒常性(ホメオスタシス)の維持に作用します。ホメオスタシスとは、いつも健康な状態を保てるように、細胞や内臓の働きをある一定の状態に保つ機能のことです。これらの作用により、本来人間の持っている自然治癒力や免疫力を高めることで、病気の改善や健康につながります。その他にも、鎮痛作用や脳血流の増加など様々な反応が起こることが分かっております。


【適応症】
鍼灸は肩こり・腰痛にしか効かないイメージを持たれている方も多いと思いますが、1997年、NIH(米国 国立衛生研究所)の見解として鍼灸療法の各種の病気に対する効果とその科学的根拠、西洋医学の代替治療としての効果について有効であると発表しました。WHO(世界保健機関)で鍼灸療法の有効性を認めた病気には、次のものを挙げています。
